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ECサイト移行チェックリスト|売上を止めずに切り替える

商品CSVの投入だけでは移行は完了しません。データ棚卸し、検証、URL対応、テスト注文、ドメイン切替、旧環境停止を別工程にし、戻せる状態を保って進めます。

先に結論

商品CSVの投入だけでは移行は完了しません。データ棚卸し、検証、URL対応、テスト注文、ドメイン切替、旧環境停止を別工程にし、戻せる状態を保って進めます。

移行対象をデータ種類ごとに数える

最初に旧基盤から取得できるデータと、管理画面にしか残らない情報を分けます。件数を記録しないと、インポート成功の表示が出ても欠落を検知できません。

対象確認する項目欠落時の影響
商品SKU、価格、税率、在庫、バリエーション、画像、公開状態誤販売・欠品・画像切れ
顧客同意、住所、タグ、会員状態、パスワード可否ログイン不能・同意不整合
注文注文番号、決済、配送、返金、税、追跡問い合わせ・会計照合不能
コンテンツ固定ページ、ブログ、レビュー、法定表示検索流入・信頼低下
URL商品・カテゴリ・記事・画像の旧新対応404・順位低下・広告リンク切れ

「出力できる」と「新基盤へ入る」を分ける

CSVに含まれる列と、新基盤が受け付ける列を対応させます。画像URL、HTML説明、複数バリエーション、税率、在庫拠点、顧客同意は同じ意味にならないことがあります。まず代表商品10件で変換し、全件投入前に結果を目視します。

Shopify公式は、商品→顧客→過去注文の順で関連付けるよう案内し、CSVだけでは移せないデータに移行アプリやAPIを示しています。BASEはCSV商品管理App、STORESは一括登録やオーダーCSVを提供しますが、移行可否・範囲はデータ種類ごとに確認が必要です。

避ける操作:変換前CSVを唯一のバックアップにしない、在庫を本番へ上書きする前に販売停止・同期方針を決める、顧客データを個人端末へ不用意に複製しない。

公開前に1件の注文を最後まで通す

  1. 代表商品をPC・スマートフォンで検索し、価格・画像・在庫・税・送料を確認。
  2. 各主要決済で審査状態を確認し、テストまたは少額注文を実施。
  3. 注文通知、在庫減算、配送連携、領収・納品、取消、返金を確認。
  4. 会員登録、ゲスト購入、パスワード再設定、問い合わせ導線を確認。
  5. 主要旧URLから新URLへの301と、存在しないURLの404を確認。

障害時に注文を受け続けるか停止するか、告知先と手動受注の可否も事前に決めます。

切替は戻せる順番で行う

  1. 旧環境の最終データを取得し、変更凍結時刻を告知する。
  2. 差分の在庫・注文・顧客を新環境へ反映する。
  3. 新環境の決済・配送・通知・主要URLを再確認する。
  4. DNS・独自ドメインを切り替え、旧値と戻し手順を保存する。
  5. 複数回線・端末で名前解決、TLS、購入を確認する。
  6. 旧環境は即時削除せず、注文・返金・問い合わせを照合する。
停止条件:決済不能、価格・税・送料の重大差、在庫二重販売、主要URLの大量404、通知不能があれば切替を止め、事前に決めた戻し条件を使います。

切替後7日間で見る項目

  • 受注件数・売上・決済失敗率が旧環境の同曜日と大きく乖離していないか。
  • Search Consoleのクロール、404、旧新URLのインデックス。
  • 広告・メール・SNS・QRコードの旧URL残存。
  • 返金、キャンセル、発送、会計連携の照合。
  • 旧環境の契約終了日とデータ取得期限。

料金と契約期間を確定する前に12か月総額を更新し、移行後に不要となったアプリやサービスを停止します。

公式情報

よくある質問

商品CSVを移せれば移行は終わりですか?

終わりではありません。顧客、過去注文、画像、レビュー、会員パスワード、クーポン、配送・税・通知、URL転送は別扱いになることがあります。データ種類ごとに移行方法と検証件数を決めます。

ドメインは最初に切り替えてよいですか?

いいえ。新環境で決済、配送、税、通知、主要端末、URL転送を確認してから切り替えます。DNS変更前のTTLと戻し方も記録します。

旧ショップはすぐ解約してよいですか?

受注・返金・問い合わせの残存期間、必要データの出力、会計・法務上の保存、301転送やドメイン管理を確認してから停止します。契約終了日とデータ取得期限を先に確認してください。